60歳で定年を迎え、再雇用で4年間働いた後、65歳になり、ついに迎えた年金生活。

果たして、月々の生活費を賄うことができるのか?

今回は、12月に振り込まれた年金の額面や、社会保険料の負担、さらにはセミリタイアという選択肢について考察します。

特に、高すぎる社会保険料や、週3日働くセミリタイア生活のメリットについても触れ、実際にどのように生活を成り立たせているのかをお伝えします。

また、60歳以上の世代が再雇用後に直面する経済的課題や、年金だけで暮らしていくための節約方法についても考えていきます。

これからの生活を見据えた方々にとって、参考になる情報をお届けします。










1. 定年後の再雇用と年金の実態


私は、60歳で定年を迎えた後、年金を受け取ることのできる65歳直前まで再雇用として4年間働きました。

この期間は、定年後の生活を見据えた大切な時間でした。

再雇用のメリットは、年金を受け取ることができる時まで収入を得ながら生活ができる点です。

しかし、私と同じ境遇であるかたにとって、年金の額面がどのように決まるのか、またその実際の振込額はどれほどなのか、気になる方も多いでしょう。

2. 12月の年金を公開


さて、今回、12月に振り込まれた年金の額は、385,605円でした。

この金額は、2ヶ月分の年金がまとめて振り込まれた結果です。

つまり、1ヶ月あたりの年金は192,802円となります。

この金額で、果たして生活が成り立つのでしょうか?

今回の振り込みは、14、15日が土日になっていたため、13日の振り込みになりました。


囲んだ部分が振り込まれた年金額


3. ひと月の年金額が192,802円で生活することの難しさ


ひと月の年金額が192,802円で生活することは、特に高齢者にとって非常に難しい状況です。

日本の高齢化社会において、年金だけで生活することの厳しさを具体的なデータをもとに考察します。

4. 年金と生活費の現状


  • 年金の種類と金額: 2024年度の平均的な国民年金は月額約68,000円、厚生年金は夫婦で約230,000円です。
  • 生活費の平均: 65歳以上の無職夫婦世帯の平均的な生活費は236,696円で、年金収入は約218,441円です。これにより、毎月約37,916円の赤字が生じています。

5. 平均的な生活費の内訳


  • 食費: 約67,776円
  • 住居費: 約15,578円
  • 光熱・水道費: 約22,611円
  • 交通・通信費: 約28,878円
  • 交際費: 約21,365円
  • その他の支出: 約49,430円

これらの支出を合計すると、月々の生活費は236,696円に達しますが、年金収入はそれを下回るため、赤字が生じるのです。

6. 年金生活の厳しさ


  • 支出の調整が必要: 年金だけで生活する場合、支出を減らす工夫が求められます。食費や光熱費を削減することが必要ですが、これにより生活の質が低下する可能性があります。
  • 貯蓄の重要性: 年金収入が不足する場合、現役時代の貯蓄が頼りになりますが、貯蓄が少ない高齢者も多く、経済的な不安が増しています。

7. ここまでの結論


私がもらったひと月の年金額192,802円は、国民の平均年金収入より少なく、この収入で生活することは、特に高齢者にとっては、非常に厳しい現実です。

生活費が年金収入を上回るため、毎月の赤字が生じ、支出を削減する必要があります。

これにより、生活の質が低下し、経済的な不安が増すことが懸念されます。

高齢者が安心して生活できる社会を築くためには、年金制度の見直しや支援策の強化が求められています。

8. 夫婦二人がひと月の年金額192,802円で生活するための工夫


日本の高齢化社会において、年金だけで生活することは多くの夫婦にとって厳しい現実です。

特に、ひと月の年金額が192,802円の場合、生活費の管理と工夫が必要不可欠です。

以下に、生活費の内訳とその工夫点を紹介します。

9. ひと月の年金額192,802円で生活するための生活費の内訳


夫婦二人の生活費は、以下のように分けられます。

  • 食費: 約60,000円
    自炊を基本にし、安価な食材を選ぶことでコストを抑えます。特に、季節の野菜や特売品を利用することが重要です。
  • 住居費: 約30,000円
    家賃や住宅ローンの支払いがある場合、住居費を抑えるために、公共の住宅やシェアハウスを検討することも一つの手です。
  • 光熱・水道費: 約15,000円
    節電や節水を心がけ、エネルギー効率の良い家電を使用することで、光熱費を削減します。
  • 交通費: 約10,000円
    公共交通機関を利用し、必要に応じて自転車を活用することで、交通費を抑えることができます。
  • 通信費: 約8,000円
    格安SIMやインターネットプランを選ぶことで、通信費を削減します。
  • 医療費: 約10,000円
    定期的な健康診断を受け、病気の予防に努めることで、医療費の負担を軽減します。
  • 交際費・娯楽費: 約5,000円
    無料のイベントや地域の活動に参加することで、交際費を抑えつつ楽しむことができます。
  • その他の支出: 約10,000円
    予備費として、急な出費に備えるための資金を確保します。

10. 合計


これらの内訳を合計すると、約148,000円となります。残りの約44,802円は、予備費や貯蓄に回すことができます。

11. 生活費を抑えるための工夫


  • 自炊を徹底する: 外食を避け、自宅での食事を基本にすることで、食費を大幅に削減できます。
  • 特売やクーポンを活用: スーパーの特売日やクーポンを利用して、食材を安く購入します。
  • 無駄な支出を見直す: 定期的に支出を見直し、不要なサービスやサブスクリプションを解約することで、無駄を省きます。
  • 地域の支援を利用: 地域の福祉サービスや支援団体を活用し、必要な支援を受けることができます。
  • 趣味を見つける: 低コストで楽しめる趣味を見つけることで、娯楽費を抑えつつ充実した時間を過ごせます。

12, ここまでの結論


夫婦二人がひと月の年金額192,802円で生活するためには、生活費の内訳をしっかりと把握し、工夫を凝らすことが重要です。

支出を見直し、無駄を省くことで、安心して生活できる環境を整えることができます。

高齢者が安心して生活できる社会を築くためには、周囲の理解と支援も必要です。

13. 60歳以上の世代が直面する経済的課題


再雇用後、60歳以上の世代が直面する経済的課題は多岐にわたります。

主な課題は以下の通りです。

  • 収入の不安定さ: 再雇用の仕事は、フルタイムではなくパートタイムであることが多く、収入が不安定になりがちです。
  • 健康問題: 年齢とともに健康問題が増え、医療費がかさむことがあります。これにより、生活費が圧迫されることも。
  • 社会保険料の負担: 高齢者にとって、社会保険料の負担は大きく、年金からの支出が増えることが懸念されます。
  • 生活費の上昇: インフレや物価上昇により、生活費が増加する中で、年金だけでは賄えない場合もあります。

14. セミリタイアという選択肢


そこで、考えたいのがセミリタイアという選択肢です。

つまり、年金ももらいながら週3日くらい働いてみるという方法です。

週3日働くことで、収入を得ながらも自由な時間を持つことができます。

しかし、実はそれだけではありません。

セミリタイアのメリットは、以下の通りです。

  • 時間の自由: 仕事に縛られず、自分の好きなことに時間を使える。
  • 収入の確保: 年金だけでは不安な生活費を補うことができる。
  • 健康維持: 働きすぎず、適度に体を動かすことで健康を保てる。

私も年金が入るまで、週3日働いていました。

私が考えるセミリタイアの最も大きなメリットは次のとおりです。

労働者として勤務している場合、以下の社会保険料が労使折半(半額)となるのです:

健康保険料
厚生年金保険料
介護保険料(40歳以上の場合)

雇用保険料は事業の種類によって労使の負担割合が異なりますが、一部を労働者が負担します

私の12月の年金支払いで天引きされた実際の金額は、介護保険料 9900円 国民健康保険料は 28300円 合計 38200円ととても大きな金額でした。


実際の年金振込通知書


もし、週3日働いたらその半分の負担で済むのです。

つまり、収入を得られたうえで、社会保険料が半額になるということです。

ちなみに、私も、再任用を終えようとしたとき、もう一年働いてみないかと声をかけられました。

その当時は、物価も安定していたので、退職しましたが、今は続けて働くべきだったと後悔しています。

おすすめしたいのが、働くことで健康の維持もできると考え方を変えて、軽い労働をできる限り続けてみることです。

組織にいることで、守られることも多いはずです。

15. 年金だけで暮らしていくための節約方法


年金だけで生活する場合、節約が不可欠です。

以下の方法を参考にしてみてください。

  • 予算の見直し: 毎月の収入と支出を把握し、無駄な支出を削減することが重要です。
  • 食費の節約: 自炊を心がけ、外食を減らすことで食費を抑えることができます。また、まとめ買いや特売を利用するのも効果的です。
  • 光熱費の管理: 電気や水道の使用量を見直し、節約を心がけることで、月々の光熱費を削減できます。
  • 保険の見直し: 不要な保険を解約したり、保険内容を見直すことで、支出を減らすことができます。
  • 趣味や娯楽の見直し: 無料または低コストで楽しめる趣味を見つけることで、娯楽費を抑えることができます。




サクッとまとめると


*まとめ
60歳での定年後、再雇用を経て迎えた年金生活。

385,605円の年金は、月々の生活費を賄うには十分とは言えませんが、セミリタイアという選択肢を持つことで、より豊かな生活を実現することが可能です。

高すぎる社会保険料に悩まされる中でも、自分に合った働き方を見つけることが大切です。

また、年金だけで暮らしていくためには、節約方法を駆使し、賢く生活することが求められます。

これからの生活を見据え、賢く選択していきましょう。



Citations:

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[9] https://sxo.design/blog/912/
[10] https://tomoney.jp/topics/60-single-savings-retirement/